自分好みのコーヒーの味を「南蛮茶館」のチャートで探してみる

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珈琲が南蛮渡来のものだからなのか、南蛮茶館という名前のお店、チェーン店という訳ではなく、各地に存在しているようです。

笹塚にも同じ名前の喫茶店がありましたが、ここ千歳烏山の「南蛮茶館」の表す「南蛮」は、もう少し範囲が広いかも知れません。
というのも、ダークブラウンを基調とした落ち着いた店内に飾られている、ポルトガル風の人物画やラテン語の文字が記された彩色銅版画はなるほど南蛮という感じですが、それに加えてアフリカの木彫も何体か置かれています。


入口付近の壁にはどことなく絵本のようなほのぼのとした雰囲気の、小さな額絵が並べて飾られていて、こちらもアフリカの風景を連想させました。


BGMはジャズ。
トイレの前やカウンターの折れ曲がったところが三角形になっているのが、個人的に気に入りました。


30席程の店内は、この手の喫茶店には珍しく、完全禁煙。


その為、コーヒーの味わいがよりクリアに感じられる筈です。
オールタイムセットという、ドリンクとフードのセットメニューの中から、ベーコンチーズトーストセット(740円)を選びました。


セットのコーヒーは恐らくレギュラーブレンドなのでしょう。
煎りはそんなに深くないのですが、コクのある味わいでした。
ベーコンチーズトーストも、特に特徴はないのですが、良い材料を使っているのかとても美味しい。

このお店のメニューには、コーヒーのチャートがあり、縦軸は煎りの深さで浅い―深い、横軸は酸味―苦味、となっています。
星の数などで味の特徴を表した表は良くありますが、マトリックス型のチャートはちょっと新鮮でした。
例えば、マンデリンは苦味が強く、キリマンジェロは酸味が強いというのは一般的に知られていると思いますが、それだけではなくマンデリンは煎りが深く、キリマンジェロは煎りが浅いとなっているのです。
といっても煎りは調節できますから、一般的にそういう焙煎方法が用いられるのか、それともこのお店ではそうしているということなのか。
チャートの写真を撮りそびれてしまったのが少し残念です。
コーヒーカップはNARUMI。ネットに載っている写真を見ると、カップも可愛らしいものが多いようです。
人の良さそうなマスターの接客にも、又来よう!と思わせられました。

※南蛮茶館
住所:東京都世田谷区南烏山5-13-1
電話番号:03-3307-5225
営業時間:9:00~21:00、無休

南蛮茶館

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