世田谷のはしっこの東北?!「喫茶 居桂詩」のこけしたち

休日の夕方。予定が終わり、お茶をして行こうと駅から程近い小道に入りました。
宵闇の迫る路地に面した、古木の格子戸から暖かい光が漏れています。
引き戸を開け、ほの暗い店内へ入ると、オーナーと思しき女性から「ご注文はこちらでお願いします」と声が掛かりました。
入口横の棚には大小様々なこけしが並べられ、その横のカウンターにメニューが置かれています。
なるほど、レトロな内装とは裏腹に、オーダーのシステムは最近のコーヒーチェーンのスタイルを取っているということでしょうか。
ワンオペのようなので、その方が間違いなく効率的に対応出来そうです。
私はニューヨークチーズケーキ(650円)とブレンド(580円)を注文。ドリンクは、ケーキとセットで100円引きです。
同行者は珍しく、ハートランドビール(680円)を頼んでいました。
我々の座ったテーブルの横の壁には、長いシンプルな形の鍵が掛かっていました。
何の鍵だろう。入口かしら、もしかしてトイレ?と思ったのですが、単なるディスプレイなのかもしれません。
そしてテーブルとテーブルの間には、幼児くらいの大きさのこけしが!
こけしは民芸品として昔から人々に愛されてきている人形なので、こうして収集されているのは、民俗学的にもとても意義深いことです。
やがて運ばれてきたビールのコップにも、こけしが描かれています。
コーヒーカップとケーキ皿は、フランスのGIEN社製。
赤いラインが入っただけの、シンプルでお洒落なデザインは、古民家カフェのお洒落さに通じるものがあります。
コーヒーのフルーティさが、ラムレーズンの入ったチーズケーキのこっくりした味わいによく合っていました。
店内に流れるのは、こういったお店ではお馴染みのジャズボーカル。
二階もあるようなので、また立ち寄ってみたいと思います。
※喫茶 居桂詩
住所:東京都世田谷区桜丘2-26-16
電話番号:03-5477-4533
営業時間:11:30〜21:00、水休
URL https://www.instagram.com/kissa_kokeshi33