【閉店】漫画家の街ならでは、ブックカフェ・漫画喫茶で貸本屋「アンデス」
練馬区は日本のアニメ発祥の地であり、アニメ関連会社が多数存在する街。同時に漫画家が多く住んでいる街でもあるのだそうです。
そんな練馬駅前の古いビルの2階に、「アンデス」はあります。
創業は1971年(昭和46年)。
階段を上り、入口に古いバイクとアヒルのランプが置かれた扉を開けると、80席近い店内はかなり広く、緑色に塗られた本棚には文庫本や漫画がぎっしり。
コの字型の店内のどこに座ろうかな、と少し迷い、窓際の席を選びました。
店内は分煙のようで、入口付近が禁煙スペースになっています。
平日の午後だというのに様々な人種のお客で店内は7割方埋まっていて、皆思い思いの時間を過ごしています。
席数に対してスタッフの数は少ないようで、とても忙しそうでしたが、接客態度が良くないということはありませんでした。
ドリンク・スープ付きのタイムサービスのメニュー3種から、ハンバーグライス(800円)を選びました。
ドリンクはもちろんブレンドコーヒー。
料理が運ばれてくるまでの間、店内をうろうろ。
恐怖漫画のコーナーには、長田ノオト、榎本由美、御茶漬海苔など友人・知人の名前が。
本は1ヶ月50円で借りられるそうです。貸本屋やレンタルビデオ屋が姿を消していく中で、本が借りられるお店は貴重といえます。
やがて運ばれてきたデミグラスソースのかかったハンバーグは黒っぽい固めの肉で、暖め直したもののようです。
正直、ちょっと失敗したかなと思いました。
後で知ったのですが、このお店はナポリタンが人気メニューのようです。セットになかったので見逃していました。
何でも、あだち充「タッチ」の南ちゃんの実家の喫茶店「南風」で出しているナポリタンのモデルになっているのだとか。
コーヒーも作り置きのようでしたが、まあ少人数でお客を捌くには、仕方ないことかも知れません。
メニューにパフェの写真が目立つように載っていて「レディーサービス チョコレートパフェ 450円 平日pm3-4」とあります。
500円のチョコレートパフェがその時間は少しお安くなるようです。
滞在時間が長めだったので、サービス時間終了間際に追加オーダーしました。
パフェはコーンフレーク、バニラアイス、生クリーム、チョコレートシロップ、上にパフが少し乗っていて、フルーツなどがないのは少し寂しいけど、程よいボリューム。
このお店、「タッチ」だけでなく「東京喰種」に登場する喫茶店「あんていく」のモデルでもあるのだそう。
これらの作品をお好きな方、聖地巡礼に訪れてみてはいかがでしょう。
※アンデス
住所:東京都練馬区豊玉北5-17-9 井上ビル 2F
電話番号:03-5999-8291
営業時間:[月~金]7:00~22:00、[土]8:00~22:00、日・祝休