コーヒースタンド「パウリスタ」銀座の老舗カフェから命名
東銀座で喫茶店を探し歩いていた時、ふと目についた看板に「パウリスタ」の文字が。
パウリスタといえば、私のお気に入りの銀座八丁目の老舗カフェ。
取材記事はこちらになります。
これはぜひ行ってみないと、と思い、階段を2階分降りたところに、カフェはありました。
地下鉄東銀座駅の出口の途中にありますので、一杯飲みに立ち寄るには最適の場所と言えます。
カウンターのみのこじんまりした、コーヒースタンドというか、並べられた酒瓶を見るとむしろバーというような雰囲気のお店です。
カウンターの向こうに誰も居ないようなので、奥の方を覗いていたら、入口から入ってきたマダムが「いらっしゃい」とにっこり。
メニューありますか?と聞くと、スタンド式の小さなメニューを渡して下さいました。
コーヒー以外にもおつまみなども載っていましたが、そんなに時間もなかったので、パウリスタブレンド(500円)のみ注文。
嬉しいことに、コーヒーは一杯ならおかわりもできるそうです。
コーヒーは、きりりとした苦味。
店名の由来が気になってマダムに尋ねたところ、こんなお話をして下さいました。
「母とカフェーパウリスタの社長が知り合いで、母がお店を出すことになった時、いろいろ助けて下さったんです。それで、パウリスタの名前も使っていいですよ、って。46年前のことですけどね。あちらは創業100年以上ですので、その半分です」。
使っているコーヒー豆も、同じなのだそう。
カウンターに並ぶ酒瓶は、お店で出すのかな、と聞いたら、やはり夜はお酒が中心になるそうです。
場所柄、役者さんなどもよく立ち寄られるとか。
気さくなマダムのお話にすっかり楽しい気分になって、「また寄らせて頂きますね」と、お店を後にしました。
※パウリスタ
住所:東京都中央区銀座5-15-1 南海東京ビルB2F
営業時間:14:00~22:00、土・日・祝休