「美食工房Sakamaki」で、本格的ドイツ料理を楽しむ

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以前から、前を通りかかる度に何となく気になっていたお店。
それほどお洒落でもレトロでもないのに、何がそんなに気になったんだろう、とよくよく思い返してみると、何のお店か一見分からない謎めいたところだったかも知れません。
何しろ、出ているメニューの看板の数も多いのです。


先日、夕方に前を通りかかり、入ろうかどうしようかと迷ってメニューを眺めると、目に留まったのが「シュトーレン」「オプストクーヘン」「プレッツェル」などの文字。
シュトーレンはドイツのクリスマス菓子です。この季節外れに何故・・・。
オプストクーヘンは聞いたことがないけれど、やっぱりドイツのお菓子なんだろうな。
持ち帰りも可で、いずれも1,000円とのことです。
よし、入ってみよう。意を決して中へ。


常連さんらしき男性が一名いるだけの細長い店内にはバロック音楽が流れていて、その時点で私の評価が上がったことは言うまでもありません。
マスターがメニューを持ってきて下さいました。
「今は食事はやってないよ。18時から」
ランチタイムは15時までだったみたいです。
ケーキセット(750円)を頼むことにし、ケーキの種類を聞くと、ドイツ風チーズケーキというのがあったので、それとブレンドにしました。


しばらくして運ばれてきたケーキには、フルーツソースが美しく掛かっています。


写真を撮っていると「美味しい?」とマスター。
「あ、まだ写真撮ってます」と答えると、親切にも奥の照明を点けて、撮り方のアドバイスまでして下さいました。
ドイツ風チーズケーキはあまり甘味が強くなく、チーズのコクがしっかり感じられてとても美味しかったです。


ブレンドコーヒーはバランスが取れていて、普通に美味しい。
これはお料理も美味しそうだな、と思い「ドイツ料理が多いんですか?」と聞くと、「みんなドイツ料理だね」とのお返事。
ん?でもメニューには「高円寺名物 力士みそ」なんてものもあり、よく見ると店内にはお相撲さんのサインらしきものもあります。
出入りしているお相撲さんがいて、メニュー開発に一役買っているのでしょうか?


気さくなマスターに「いつからやってるんですか?」と聞くと「23年」とのこと。


テーブルの脇にある巨大な岩塩を眺めていたら、「モンゴルでは渡り鳥が塩を舐めていくんだよ」と教えてくれました。
ドイツ料理なのにモンゴルの岩塩とは、やはりお相撲さん繋がりなのでしょうか。
「今度はご飯を食べに来ます」と約束し、お店を出たのでした。

※美食工房Sakamaki
住所:東京都杉並区和田3-54-7
電話番号:03-3316-3546
営業時間:11:30~22:00、日休

美食工房Sakamaki

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