まるで別荘地、「茶亭 羽當」に流れる清冽な空気

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渋谷の名店として、以前から取材したいと思っていた「茶亭 羽當」。
1989年(昭和64年/平成元年)創業で、ブルーボトルコーヒーの創業者ジェームス・フリーマン氏から、日本一との太鼓判を押されたお店です。
コロナ禍で様々な業種が打撃を受けていますが、私のアルバイト先では仕事はそれほど減っていず、先日は久しぶりに残業になりました。
疲れた身体を癒したいと、駄目元で行ってみたところ、嬉しいことにお店は開いていました。


入口の横には、大きな壷に生けられた木の枝と雪柳。
いや、さすがにこれを生けるのは尋常ではないです。植えられているのかな?

50席の店内は席の間がゆったりと取られていて、大きなテーブルの上の花瓶にも、木の枝が生けられています。すごい。


壁には重厚感ある棚、グランドファーザークロック、棟方志功やエルテ風の絵が飾られています。


古木の渋さと、選び抜かれた高級感溢れる調度品、軽井沢や鎌倉などの別荘地にありそうな佇まいのお店です。
都心とは思えないくつろぎ空間ですが、さすがにお客は別荘地とは違って、皆ノートパソコンを開いてお仕事中の様子。


カウンターの背後にはカップボードが設置され、高級そうなカップがずらりと並びます。
お客様に合わせたカップでお茶を提供してくれるのだそう。
オリジナルブレンド(850円)と、チーズケーキ(500円)を注文しました。


出てきたカップは、リモージュ ベルナルドのPraiana。
口が広く、一見ティーカップかと思いますが、厚みがあるのでやはりコーヒー用で正解かも(好みもありますが)。
珈琲は割と薄めなのですが、濃いめが好きな私でも物足りない気がしないのは、豆のエッセンスがしっかり抽出されているからでしょうか。


チーズケーキはオレンジソースが掛かっていて、柔らかすぎず固すぎず、上品なお味。
店内に流れているのは古典派のクラシックだったのですが、途中から軽めのジャズに変わりました。


お客様からの電話を受けているスタッフさんが、「10時まで開いています」と言っていて、やはり外出自粛の影響は受けていると分かりました。
大手企業でさえ次々に倒産していくご時勢、個人経営のお店は本当に大変だと思いますので、出来るだけ足を運んで、応援していきます。

※茶亭 羽當
住所:東京都渋谷区渋谷1-15-19 二葉ビル2F
電話番号:03-3400-9088
営業時間:11:00~23:30、無休
URL:http://osietesite.com/gourmet/tokyo/cafe-tokyo/chatehato

茶亭 羽當

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