豆に拘る「十一房珈琲店」、お気に入りの一杯を探してみて

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有楽町で展示を見ての帰り、銀座のレトロ喫茶に立ち寄りたくなり、銀座でよく訪れるカフェの一つであるパウリスタを思いつきました。
しかし、パウリスタがあるのは銀座8丁目。有楽町からですと、少し距離があります。
そういえば、この近くにも一軒あったっけ。
数件隣にあるスパンアートギャラリーには、度々訪れることがあるのというに、まだ一度も入ったことのない、十一房珈琲店。
こじんまりとしたお店ですが、入口の辺りが広くなっていて自転車が置いてあり、銀座らしからぬ佇まいです。


看板には「DEPUIS1978」の文字。
1978年(昭和53年)創業はそれなりの老舗ですが、銀座という歴史ある町からすると、そう珍しくはないかも知れません。

入口付近には銅色に輝く焙煎機。

ジャズボーカルが流れる店内は、暗めでとても落ち着けます。

こちらは今年から、週末全面禁煙になったようです。


メニューには、ライトローストからイタリアンローストまで5段階のブレンドコーヒーと、十数種のストレートコーヒーなど。
フードはケーキとクッキーのみというストイックさです。
ストレート・コーヒーにインド モンスーン・アスピオール(770円)があるのに気付きました。
かつて船でコーヒー豆を運んでいた時代、偏西風を受けて船倉の中で黄金色に変化した豆が、インド モンスーン。
現在は当時の環境を再現し、7週間かけて作られているそうです。
私のやっているアートサロンカフェ《哲学者の薔薇園》でも、かつて仕入れたことのある豆です。
これと、お茶請けとしてキャトルキャール(400円)を注文しました。
壁にはCDジャケットのようなグラフィック・アート作品が並んでいます。


やがて運ばれて来たインドモンスーン、カップはウェッジウッド カーゾンです。


口に含んでみると、少しだけジャワロブスタを連想させる、きりっとした苦味を感じました。


キャトルキャールはバターの風味が豊かで、シンプルだけど贅沢。


お会計の際、「セットで100円引きなので、1070円ですね」と告げられました。
お菓子だけ頼む方はそう居ないと思いますので、実質キャトル・キャールは300円ということになります。
この場所にしては、大分良心的なお値段だと思います。
銀座でたまに立ち寄りたいお店が、また一軒増えました。

※十一房珈琲店
住所:東京都中央区銀座2-2-19
電話番号:03-3564-3176
営業時間:[月~金]10:30~22:30、[土・日・祝]12:00~21:30、無休
URL:https://www.facebook.com/cafebechet/

十一房珈琲店

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