エスニック隠れ家カフェ「Mugs」にて、雨もよいの夜を過ごす
ある週末、観劇の帰り道。
遅くまで開いているレトロカフェはあるかしら、と探してみたところ、ありました。
私たちが時々アートサロンカフェ《哲学者の薔薇園》を営業しているgLUV.というバーから程近い、中野五叉路からすぐのお店。
しかし地図で見ると、どう考えてもここは知る人ぞ知るお店だろう、という立地です。
案の定、と言おうか、スマホの地図を頼りに向かったにもかかわらず、若干迷いつつどうにか辿り着いたそこは、カフェらしからぬマンションの一室。
一見、おしゃれなオフィスのような感じです。
ステンレスの扉を開ければ、右手にカウンター。
左手にはオリジナルグッズなどを並べた棚があり、奥は広々としています。
進んでゆくと、金色の仏像とアンティークな地球儀が飾られたスペースには、椅子やソファを並べたテーブル席が幾つか。
奥には他にお客がいなかったのをいいことに、ソファ席に陣取りました。
広めの空間の割に席数は20席ほどとゆったりした配置で、落ち着けます。
壁の一角が黒板になっていて、そこにメニューが直接書かれています。
なんとこの黒板、一部がトイレの扉になっていました。
人が入っていかなかったら、気付かないところでした。
メニューはエスニック料理が中心です。
オーダーをどうするか、相方と相談。
「ロコモコ丼(1080円)は?」と提案するも、「要はハンバーグでしょ」と却下され、じゃああまり見ないものを、とのことで「カオソーイ タイ北部のカレーラーメン」(1080円)にしました。
もう一品はフィッシュ&チップス(864円)を。
ドリンクは私がハンドドリップコーヒー(486円)、相方はあんず酒(648円)をオーダー。
カオソーイは時間が掛かります、とのことで、まずドリンクが運ばれました。
コーヒーはファイアーキングの乳白色のカップでサーブ。うん、らしいです。
一口目、爽やかな酸味を感じました。続けて苦味がやってきます。きちんと淹れられたコーヒーの味。
フィッシュ&チップスは、こんがり揚げられたフィッシュフライとポテトが安定の美味しさ。
ケチャップとマヨネーズ以外に、ちゃんとモルトビネガーも一緒に運ばれてきました。
ややして待望のカオソーイの登場です!
ラーメンの上に、カリカリの揚げた麺がこんもりと盛られています。
なんてインパクトのあるビジュアル!
結構辛めのスープには、パクチーがたっぷり。
付け合せはレモンと紫玉ねぎ、高菜のような感じの漬物です。
私は、上に載った揚げた麺が結構好きだったのですが、相方は揚げた麺は苦手、と逆の感想でした。
いずれにしても、お料理もしっかりと作られていて、とても美味しかったです。
今度はランチでも食べに行ってみようかな。
※Mugs
住所:東京都中野区中央5-48-5 シャンボール中野1F
電話番号:03-3382-3644
営業時間:[火~木]12:00~23:00、[金・土]12:00~24:00、[日]12:00~22:00、月休
URL:http://www.mugs-coffee.de/