扉を開ければ完全なるファンタジーの世界!「CHAMBER OF RAVEN」
スクウェア・エニックスの元社員の方がオープンしたとのことで、2018年7月のオープン時から話題になっていた「CHAMBER OF RAVEN」。
非常に凝った作りのお店で、行列ができるほどの大人気とのことで、私も以前から気になっていました。
私が営業しているアートサロンカフェ「哲学者の薔薇園」のお客様が、どうしてもこのお店で開催したい!とのことで企画されたお茶会にお誘い頂き、初めて足を踏み入れることができました。
予約時間にお店の前に到着すると、お店の前には何人かのお客がいて、スタッフさんが「14時からのご予約の方どうぞ」と誘導しています。
建物は雰囲気があるのですが、流石に新しいので、遊園地のアトラクションを連想させました。
中へ足を踏み入れると、まさにそこはゴシックの世界!
ちなみにゴシックの語源は「蛮族(ゴート人)の」。ゴシックという用語には大まかに2つの意味があり、一つは12~15世紀位の中世の北西ヨーロッパで発生した美術様式を指します。
もう一つは18~19世紀イギリスを中心としたゴシック・リバイバルから派生した文化で、怪奇・幻想的な雰囲気の小説などが挙げられます。
「CHAMBER OF RAVEN」の雰囲気は後者のもので、店名の「RAVEN」もおそらく怪奇小説家エドガー・アラン・ポー」の「大鴉」からでしょう。
案内されたのは、2名から8名で予約できる個室「Cecilia’s Room-セシリアのお部屋-」。
2階の本がぎっしりと納められた(ように見える)本棚の前で、「奥の棚を押して下さい」と言われるまま押してみると、なんとそこには隠し扉が!
その奥の部屋は、館内のゴシックな雰囲気とは一転して、ブルー系の色で統一されたロココ調の華やかな空間でした。
お茶会の参加者7名が集まり、何を頼もうかと皆でわいわい。
期間限定メニューの「ローズ&ブラックバカラのパンケーキ」(1580円)、オリジナルボトルが付いてくる「レイヴンズ・ラブポーション」(1380円)、ノンアルコールカクテル「人魚の涙」(880円)、チョコレートドリンク「レイヴンフェザー」(900円)など、見目麗しいメニューを頼む方多し。
私と相方は比較的大人しめに、ハーブティーの「ヴェール」、ハーバルティーの「イヴ」(900円)、「スコーン」(680円)、「ストロベリーパンケーキ」(1680円)をオーダーしました。
運ばれて来たメニューは、いずれも見た目だけではなく味も本格的。とても満足のいくものでした。
初対面の方もいらっしゃいましたが、会話も弾み、充実した時を過ごしました。
お食事を終えて、館内は撮影自由とのことでしたので、皆で探索することに。
2階には個室の他に、アンテロープの剥製の置かれた明るい部屋と、どことなく食堂車のような雰囲気のカウンターのある部屋が。
階段を下りたところは恐竜?の骨格標本が置かれた、暖炉のあるホールのような部屋。
その部屋を挟んで入口側には、様々な博物的な標本の並べられた棚のある部屋。
この部屋にはゴーストのカップル、ローズさんとバカラ氏が仲良くテーブルについていて、その背後には文字通り心臓の模型でできたハート型のオブジェが飾られています。
館内では相方が写真を撮ってくれましたが、背景の家具調度や光線の具合のおかげで、非常にクオリティの高い画像になりました。
他のお客様の邪魔にならなければ店内での記念撮影自由、というのはとても心が広いな、と思わざるを得ません。
また、スタッフさんの対応が素晴らしかったことも、特筆に価します。
最初に遊園地のアトラクションのよう、と書きましたが、それくらい楽しめる場所であることは間違いありません。
非日常を楽しみたい方には、せひお勧めしたいと思います。
※「CHAMBER OF RAVEN」
住所:東京都杉並区天沼3-29-10
電話番号:不明
営業時間:11:30~20:30、月・火休(4月以降火・水休)
URL:https://www.raven2015.com/