アンティークとジャズとオールドビーンズ、通好みの店「Cafe Beulmans」

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「Cafe Beulmans」を知ったのは、本当に偶然の出来事でした。
SNSで知人のアンティークショップ、プチミュゼさんが出店するという投稿を見つけ、調べてみたところその日に行く予定だった場所から程近い、成城学園駅にあるというのです。
何でも、2軒隣のアンティークショップ Atticさんの企画で、毎月違うお店が出店されているのだそう。


広い階段のあるビルは、さすが高級住宅街、という洒落た作りです。


1980年(昭和55年)創業の「Cafe Beulmans」、現在の店主は二代目で、先代からお店を引き継いだそうです。
店主の引退と共に消えてしまう名店も多い中、このようにお店を継承されるなんて、素晴らしいことだと思います。


プチミュゼさんの「ご飯も美味しいんですよ」とのお言葉に惹かれ、その日の特製メニューなのか壁に手書きで貼ってあった「ゴボウのクリームスープ」(680円)と、ニレブレンド(650円)を注文。
紙ものを中心に扱っているプチミュゼさんの、ずらりと並べられた魅力的な商品を手に取っていると、「出来ました」との声。


席に着くと、パンの添えられたこっくりした白いスープには、たっぷりとブラックペッパーが振りかけられています。


スープはポタージュといっても良いくらいクリーミーで、ゴボウの土臭さもなく、とても体に優しい味わい。


コーヒーはコクのある渋味が私好みで、どこかで味わったことのある味だな、という気がしました。
流れていた音楽が現代音楽だったので、マスターに「そういう系統のものをかけるのですか?」と聞いてみたところ、「今日はイベントの雰囲気に合わせましたが、普段はジャズです」とのこと。
もしかして、と思い尋ねてみると、知人がやっている祖師谷大蔵のジャズバー古代楼や、私が毎月第三月曜日にイベント営業させて頂いている、四谷三丁目のジャズ喫茶茶会記にも出入りされているとのこと。
やはりご縁があるのだなあ、と実感しました。


レトロ喫茶ブログの取材をお願いすると、「トロワ・シャンブルには行かれました?大体うちと同じくらいの開店なんです」とのこと。
「まだですが、自由が丘のアンセーニュ・ダルグルには行きました」
「ああ、あそこも豆が一緒です」
聞くとなるほど、「コクテイル堂」のオールドビーンズを使用しているとのこと。
阿佐ヶ谷の「黒猫茶房」もそうでしたし、コクテイル堂、かなりの人気です。


「Cafe Beulmans」ではアンティークマーケットの他にも、レンタルスペースとしての貸し出しもしていて、ジャズのライブも頻繁に開催されているようです。
手作りのチーズケーキも美味しそうですし、夜遅くまでやっているので、また近くでの用事の帰りに、立ち寄ってみようと思います。

※Cafe Beulmans
住所:東京都世田谷区 成城6-16-5 カサローザ成城2F
電話番号:03-3484-0047
営業時間:15:00~24:00、イベントのない火・日休
URL:http://cafebeulmans.com/

Cafe Beulmans

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