歴史的価値のある洋館を改修「カフェおきもと」

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友人に「タウン誌に載っていたから行きましょう」と誘われた、「カフェおきもと」。
記事を読んでみると、何度もマスコミにも取り上げられている場所のようでした。
カフェのオープンは、2020年10月。
その経緯というのが、何ともドラマチック。
近所に住んでいた沖本姉妹から相続した女性が、約1億とも言われる改修費捻出の為に、私財を投じてカフェをスタートしたのだそうです。
私の実家のある鎌倉でも、歴史的建造物がレストランになった例などがあります。
建物は使われないと荒れる一方なので、こうして新たな形に生まれ変わるというのは、とても素晴らしいことだと思います。

国立駅から8分程とのことで、地図を頼りに向かいましたが、階段を上ったあたりで道を見失いました。
同じく迷っている二人連れの女性がいましたが、何とかルートを発見して辿り着きました。


木をそのまま使った門では、ブリキで作られたラッパを吹く小人、フクロウ、キツツキが出迎えてくれます。


竹藪を抜けると、広々とした庭園に出ました。


木造平屋建ての和館は、ギャラリーとして使用されているそう。
洋館の前には幾つかのテーブルと椅子が出ていて、何組ものお客が談笑しています。


人気のお店で予約した方がいいとのことで、友人が予約していてくれたので、すぐに中に案内されました。

入口で検温と消毒を済ませ、使い捨てスリッパを履いて中へ。

私たちが案内されたのは石造りの暖炉のある部屋で、差し込む外光が柔らかく室内を照らしています。

暖炉は今はストーブが据え付けられ、上には単頭の鷲の紋章が浮き彫りになった盾が飾られていました。

カップボードにはノリタケのカップ&ソーサーなどが飾られている様子。


ずっしりした木のメニューの表紙絵は、宇野亜喜良さん風のテイスト。


友人と相方は「牛肉のオムハヤシライス ふわふわ卵に特製デミグラス」(1250円)を、私は「欧風カレーとキーマカレーのメリメロプレート」(1250円)を頼みました。
ドリンク付きなので、私はホットコーヒー、友人はアイスコーヒー、相方はアップルジュースを。

お客様が次から次へと来店されていて、スタッフさんたちはとても忙しそうですが、皆元気です。

オーダーを取りに来るまで少し間がありましたが、お料理はかなりスピーディーに運ばれてきました。
まずはコーヒー。


ブルーの陶器のカップに注がれたコーヒーはマイルドで、万人受けしそう。
そして「欧風カレーとキーマカレーのメリメロプレート」。


「メリメロ」って何だろう、と思ったら、フランス語で「ごちゃまぜ」の意味だそうで、名前の通り色々なお惣菜がワンプレートに盛られています。
欧風カレーは香ばしいカレーの上に掛かった、チーズの風味がまろやかです。
キーマカレーは良く煮込まれていて、上に乗った半熟卵と一緒に食べるのもおつな感じです。
林檎やナッツの入ったキャロットラペや、カボチャのソテーなど、どれも丁寧に作られていて美味しかったです。


オムハヤシライスに添えられたポテトサラダを少し頂きましたが、カボチャなどが混ざっていて凝った作りでした!
お食事後に、少し庭園を散歩。


薔薇のパーゴラは、花の季節にはさぞかし綺麗に咲き誇りそうです。

保護樹に指定されたタイサンボクなどもありました。

椿の木の下は、落ちた花で紅に染まっていました。

※カフェおきもと
住所:東京都国分寺市内藤2-43-9
電話番号:042-572-1234
営業時間:[金~月]11:00~17:00、火~木休
URL:https://cafeokimoto.wixsite.com/index

カフェおきもと

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