オペラシティ前の便利なロケーション「カフェ・ド・ルラーシュ」
7月まで住んでいた初台の、新国立劇場で観劇することになり、その前に寄ろうと思ったのがここ「カフェ・ド・ルラーシュ」。
何度か入ったことがあるお店なのですが、少し前に改装し、その後は入る機会のないままでした。
記憶にある前のお店の雰囲気は薄暗くて落ち着く感じで、作りは割とシンプルだったと思います。
今回入ってみたところ、すっかり洗練された様子になっているのにちょっとびっくり。
マスターに「喫煙ですか?禁煙ですか?」と聞かれ「禁煙で」と答えると、「手前か通路のお席へどうぞ」と言われました。
店内は分煙になっていて、左側の壁沿いに狭い通路があり、奥のフロアが喫煙席のようです。
イージーリスニングというよりはもうちょっと変化のある曲が流れていて、窓からの光が美しい明暗を作り出しています。
メニューはブレンドがルラーシュ・ブレンド(ストロングタイプ)とドゥ・ブレンド(マイルドタイプ)の2種類(いずれも550円)。
ケーキはその時によって違うようで、私はルラーシュ・ブレンドとロールケーキ(500円)を頼みました。ケーキセットはドリンクが50円引きです。
相方はホイップクリームの乗った、カフェ・スコール(850円)を。
店内に飾られている絵はルイ・イカールの女性像など。アールデコのパリの雰囲気を漂わせています。
さすがオペラシティの目の前にある喫茶店だけあります。
煉瓦の壁にロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートが飾られているのが目に付きますが、ふと入口近くの壁の絵皿を見ると、何と有名人のサイン入りのプレートではありませんか。
これは良いアイデア!
私はお店にサイン色紙が飾られているのがあまり好きではないのですが(美的観点から)、お皿であれば許せてしまいます。
さて、ロイヤルウースターの上品なカップに注がれた、ルラーシュ・ブレンドが運ばれてきました。
何というか、とても不思議な香り。
焙煎されたコーヒー豆の香ばしい香りではなく、フルーティというのとも違って、花のような香りというか・・・。
ストロングタイプということですが、お味はあまり濃くはなく、すっきりしています。
このコーヒーはメニューによれば、渋皮を取ってネルで抽出しているとのこと。
渋皮はシルバースキンとも呼ばれ、生産過程でほぼ取り除かれるものの、一部がコーヒーの溝に残ってしまったりしているのだそうです。
そうか、これが除去されているので、クリアな味になっているんですね。
ロールケーキはフルーツの瑞々しさとカスタードクリームのまったりした口当たりが程よく溶け合って、とても美味しかったです。
観劇までのひと時を、贅沢に過ごさせて頂きました。
※カフェ・ド・ルラーシュ
住所:東京都渋谷区本町1-2-1
電話番号:03-3376-6699
営業時間:8:00~20:00
URL:http://www.operatown.net/foods/243.html