池袋駅の目の前「フラミンゴ」で都内の喧騒を逃れる

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ごきげんよう、新任ライターの瑠璃です。

池袋の日曜の昼前の賑わいと5月とは思えない真夏日、そして前日の昼から腹に何も入っをてない私は若干のいら立ちを感じ、涼を求め、本来行くべき方向とは逆の、池袋駅西口を出た。新しく定めた目的地は東武百貨店を出てすぐ、ビルの地下2階にある喫茶店「フラミンゴ」だ。

以前、池袋に勤めている友人には話に聞いていた。「大きな水槽のなる喫茶店が池袋駅前にあるよ。」と。都内で大きな水槽とはどういうことだと思いつつ(六本木のクラブでもあるまいし)店へ向かう。

ビルの地下二階にあり、「知る人ぞ知る」と言われている喫茶店ではあるが、お店のビルにレトロな看板を発見。

独特な「うちのお店だけ」フォントが純喫茶という入口を醸し出している

キャッチーな一筆書き風のフラミンゴのこちらのイラストは、店内にまるでタイルのように飾られている。

画像右上の正方形の中にフラミンゴの絵。数えたら店内に30枚はありそうだった

 

店内は都内とは思えないほど広い。ガラスパーテーションで喫煙席と禁煙席で仕切られている。

どうやらこのパーテーションは最近設置したような感じだ。席も禁煙席のほうが多いのは時代の流れであろか。(喫煙席 約8テーブルとカウンター、禁煙席約14テーブル、人数によって椅子の移動も可能そうだ)

さて、例の水槽は禁煙席側の空間も中央に位置し、これが広々とした空間を良い具合に区切っていて喫茶店らしさを出している。あまりにも開放的だと喫茶店らしさが薄れると思うのは私だけであろうか。

さて、空腹の私は(着席でき、冷静に我を振り返った時に、私は常に空腹であるように思えてきて先ほどの苛立ちが恥ずかしくなった。)、「1日10食限定」のオムライスを注文。

20分ほど待ち、やってきた。

絵にかいたような黄金色の半熟卵、自家製ソースと最高に良い彩である。

ドリンクはアイスレモンティーにした。

オムライス+ドリンクセット(750円)

ストローに印字された「丸文字」が80年代感を出している。丸文字練習帳なるものがこの時代に明星の付録にあったように思う。

伝票の裏側・・・先日訪れた上野の「桂」もこのような一言が。

腹も満たされたところで、お客さんもまばらになってきたので、年配のウエイターさんにお店のことについて聞いてみた。

一見新しそうに見える店内だが、この池袋の地で50年前から営業している。

入口の立て看板。よく見るとコーヒーグラスの形をしている。

ちなみにこちらも開店当初(50年前)からあるものだそうだ。

なんと洒落たデザインであろうか。そう言えば一筆書きと思っていたフラミンゴのイラストだが、もしかしてストローの形を模しているのではなかろうか。

そして地下2階まで下る階段の踊り場や店内入口にも大きくイラストが。

喫茶店は一見入りづらい雰囲気のところもあるが、ここは大きな声で呼ばれているような気がして立ち入ってしまう明るいお店であると感じた。

ここのお店の大きな特徴が、地下にもあるにも関わらず誘引力が強いこと。

店内に入るまでの看板と数々の手書きのメニュー表記につられて入口を入るとすぐに目に入るケーキたち。

季節によりケーキの種類が変わるそうだが、モンブラン、アップルパイ、ミルクレープは定番だそう。

今度はケーキセットにしようかパフェにしようかカレーにしようか悩むところだ。

ところで、入口横に佇む公衆電話もすぐに目に入った。

今も昔も喫茶店は待ち合わせ場所のひとつであることに変わりはない。違うのはスマートフォンがあるかないか。今ではこの公衆電話もあまり出番がないみたいだ。しかし使われる時を待つかのようにきれいに拭かれている姿を見てたまには使ってみるかと思ったが、当時のように友人宅の固定電話の番号も覚えていないし、「公衆電話用の小銭入れ」すら持っていなかった。古き良き時代を・・・などと言う私もまったくの現代っ子である。(ということにしておく。)

さて、「フラミンゴ」のある池袋駅周辺は大学が多く、1970~80年代の喫茶店ブームの頃は大学生のたまり場になっていたそうだ。その頃学生だった人が懐かしんで来店するそうだ。当時から内装を変えていないことも懐かしさを助長するのではなかろうか。

喫茶店ブームの頃はこの周辺だけでも数店舗の純喫茶があったそうだが、時代の波とともに、数は減っていった。

せっかくなので、当時と現在の池袋駅周辺の航空写真を並べてみた。赤い〇で囲んでいるのが喫茶フラミンゴの入るビル。

約50年前の池袋駅周辺はまだ戸建てか木造アパートの住宅も目立つ。どのような景色が広がっていたのだろうか。

店内を出ると普段は気にしなかった東武百貨店の外装が気になった。

日曜の都内でありながら、ゆっくりと座れる店内。

サブカルチャー文化の地としても有名で日々変わりゆく忙しくも混沌とした街・池袋でこの瞬間だけタイムスリップしたかのような気分になれた。

これから暑くなる中、外の日差しを気にせずにくつろげる地下の「フラミンゴ」はいかがであろうか。

 

※高級喫茶店フラミンゴ
住所:東京都豊島区池袋1-15-9 地下2階
電話番号:03-3986-5638
営業時間:10:00~21:00、年末年始のみ休み

 

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