その名の通りの親しみやすさ「ポニー」

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「レトロ喫茶東京」運営会社の近くにあり、何度も通っていながらも、なかなか入る機会のなかったお店。
ある暑い日の昼下がり、軽く食事でもと思って立ち寄ってみました。


看板の上に、タオルが干してあるのが何ともラフな感じです。
どうやらご夫婦でやっていると見えて、フロアで立ち働いているのはマダム、カウンターの中にいるのはマスターのようです。
マスターが蝶ネクタイをしているのに、レトロ喫茶たる矜持を感じます。
私にとって少し残念なのは、流れているのがテレビ番組というところ。
まあ、オフィス街の喫茶店としては、ごく妥当なセレクトではあるのですが。

メニューには、ブレンドの他にストレートコーヒーとアレンジコーヒー、ソフトドリンク類が各数種類。
ちょっと珍しいのは、生ジュースが数種類あること。
バナナ、レモン、イチゴ、メロン、ミックスです。


サービスコーヒーがエメラルドマウンテンなのに少し惹かれつつも、無難にブレンドコーヒー(300円)を頼みます。
フードはトーストとサンドイッチがほとんどですが、ホットケーキ(300円)があったのでそれにしました。


テーブルにコーヒー豆が敷き詰められているのは、コーヒー専門の喫茶店では珍しくありませんが、「コロンビア」「マンデリン」など豆の種類が書かれているのは珍しい。


壁に飾られている舵のようなものは、スパイスの瓶を使ったオブジェなのか、それとも飾ってあるのではなく、見せる収納でそのまま使えるようになっているのか、いずれにしてもこれも珍しい。


カウンター後ろのカップボードには、小さな置物が沢山飾られています。
何だろう、とよくよく見てみると、左側には馬のフィギュアがずらり。
そうか、店名がポニーだから馬なんだな、と合点がいきました。
右側には、ミニチュアの楽器―ドラム、ピアノ、ウッドベース、サックス、トランペットなどが並べられています。
楽器の編成からすると、マスターはジャズがお好きなのかも知れません。


やがて運ばれて来たコーヒーは、昔ながらの喫茶店ではお馴染みの、酸味の強いものでした。


ホットケーキは切り分けられて運ばれてきました。シロップがたっぷり入った容器が添えられています。
しっとりした焼き加減はなかなかのものでした。
ご夫婦ともにお元気で、いつまでもお店に立っていて欲しいです。

※ポニー
住所:東京都新宿区新宿1-14-9
電話番号: 03-3356-4854
営業時間:7:30~18:00、土・日・祝休

ポニー

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