歌声喫茶とは何ぞや 「コパ デ カフェ」でその謎が解けるかも?

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早朝、思いがけず京王線のかなり都心から遠く離れた場所で時間ができ、どこかモーニングをやっている喫茶店、と探してみたところ、府中に見つかりました。
府中はどうやら競馬場のお陰で、レトロ喫茶が幅を利かせている街のようです。
早速その、「珈琲館シャガァル」へ行ってみたのですが、開店時間8時との情報なのに大分過ぎているにもかかわらず開く気配が無く、仕方なく別のお店を探して見つけたのがここ 「コパ デ カフェ」。


9時開店だったのでそれまで何とか時間を潰し、開店と同時にお店に入りました。


淹れ立ての珈琲の良い匂いがします。


メニューの表紙に「モーニングやってます」と小さな紙片が貼ってあります。
モーニングはツナのロールサンドのみで、お値段は580円。ブレンドが520円ですからかなりお得です。頼むことにしました。
ブレンドは二種。苦味の強い五番町ブレンドは今淹れたばかり、酸味が強い三年坂ブレンドはこれから淹れるので少しお時間かかります、とのことで、五番町ブレンドにしました。
店内はかなり暗めの照明なのですが、オレンジ色の光が温かみがあってとても落ち着けるのです。

壁にはミニチュアの花瓶のオブジェや鳥の止まった木製の時計、テーブルなどにディスプレイされているのは木製や銅製の人形や動物たち。どれも素朴な可愛らしさです。


そして「歌声喫茶」の気になるチラシが!
昭和の昔に存在したという、店内のお客さんたちが一体となって歌を歌うという歌声喫茶が、現在にも存在するなんて。気になり過ぎます。
また、ジャズのライブも開催しているようで、沢山の写真が貼られていました。


入口入ってすぐの横の棚では、蜂蜜や梅干、昆布など、全国各地の身体に良さそうな食材も販売されています。


五番町ブレンドは本当に苦味が立った、目が覚めるようなきりっとした珈琲でした。
ロールサンドはツナのフィリングがふわっふわのパンに挟まっています。パンは、噛むと潰れてしまう程の柔らかさ。キュウリのシャキシャキ感がアクセントになっています。


どの時間帯に立ち寄っても、残りの一日が幸せに過ごせることが保証されたようなお店だと思いました。
歌声喫茶の開催は、月に一度のようです。
勇気を出して足を踏み入れてみれば、未知の世界への扉が開けるかも知れません。

※コパ デ カフェ
住所:東京都府中市寿町1-1-32 しみずビル 1F
電話番号:042-366-7944
営業時間:[月~土]9:00~20:30、[日・祝]10:00~20:30、無休

コパ デ カフェ

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