老舗の「名曲喫茶ヴィオロン」で、優雅に音楽鑑賞を

2023/12/11 阿佐ヶ谷

かつて、友人のピアノ弾き語りライブを聴きに行ったり私自身も出演させて頂いたりと、よく通っていたクラシック喫茶、ヴィオロン。

随分ご無沙汰してしまっていたのですが、レトロ喫茶東京のライターを始めてから、ぜひそのうち行かなくては、と思っていたところ、知人がシタールのライブをやるというので、チャンスとばかりに伺うことにしました。

ライブチャージは、昔から変わらずドリンク付き1,000円。
これでやっていけるのかしら、と心配になってしまいます。

ライブチャージに付いてくるドリンクは、コーヒー・紅茶・ジュースのいずれか。
コーヒーを頼んだら「ブランデーかミルクはお入れしますか？」と、マスターがピッチャーを持ってきて下さいました。

通常のメニューは、コーヒー・紅茶・ジュース・ココア・コーラでいずれも450円、おかわりは350円。
自家製ケーキが250円と、非常にリーズナブルです。

注文が行き渡ったところで、ゆるゆるとライブがスタート。
シタールは調律が狂いやすい楽器だそうで、しかも曲によって調が異なるので一度に何曲も演奏することは稀なのだとか。
曲といっても譜面がある訳ではなく、演奏はアドリブなのだそうです。
シタールの心地よい倍音に浸っていたら、あっという間に1時間ほどが過ぎていきました。

お隣のタイ料理店ピッキーヌも同じ経営で、マスターも行ったり来たりしているようです。

また、このお店には今は無き中野クラシックのオーナー、美作七朗氏の絵が飾られていて、美作氏のDVDやポストカード、作品集も販売しています。