植物に溢れた「花ト喫茶 ネコノコバン」
私の家からほど近くに、植物に溢れた家があります。
春にはハーデンベルギアやモッコウバラが咲き乱れ、ブルーの家の壁に映えて美しく、写真を見たカメラマンの友人のモデルとなって撮影しました。
友人は昨年の春に亡くなってしまったので、彼女との最後の撮影となった、思い出の場所です。
別の友人から、花屋さんのカフェがあると教えてもらったのも昨年5月でしたが、その時はこのお店だとは気づかず、今年になってから再度送られてきた写真で、同じ場所だと気づきました。
お店の外も植物が沢山置かれていて、とても好きな雰囲気なのですが、内装も本当に素敵!
ガラス瓶の生花と天井から下がったドライフラワーのブーケで、店内は埋め尽くされています。
小さな店内にはテーブル席やソファ席が幾つか置かれ、私は窓際のテーブル席に座りました。
目の前の階段にも、ドライフラワーのアレンジメントやプランターなどのガーデニング雑貨が置かれています。
ランチのメインは、スープセット(880円)のようです。
「今月の世界のスープ」はスペインのガスパッチョ。
トマトの冷製スープで、サラダとパン屋「晴レノ月」のパンが付きます。
併せてコーヒー(495円)も頼みました。
しばらくして、スープセットが運ばれてきたのですが、まず見た目が美しい!
サラダにはエディブルフラワーのビオラがあしらわれ、グリーンのレタスに紫キャベツや人参のラペ、ミニトマトが添えられて彩り鮮やかです。
バゲットのうち一枚は、レーズンが入っています。
オレンジ色のスープには胡瓜の細切れが浮いていて、これまたコントラストが見事。
頂いてみると、酸味がとても爽やかで、本当に夏にぴったり。
滅多に味わうことがない新鮮さに、テンションが上がりました。
サラダにも香草が入っていて、なんだか妖精の食べ物を頂いているみたい。
コーヒーも美味しくて、お花をあしらったクッキーが添えられているのも嬉しい。
またお休みの日に来ようと思いました。
そのうちに幾人かのお客様がいらして、ソファ席でお花のスケッチ会が始まりました。
小さなお店なのに、そんな意欲的な試みをされているのも素晴らしいです。
※花ト喫茶 ネコノコバン
住所:東京都杉並区高井戸東4-8-25
営業時間:[月]10:00~20:00、[水~日]10:00~18:00、火休
URL:https://nekonokoban.theshop.jp/