地下スナック街に出現!シェアリングコーヒースタンド「蜃気楼珈琲」

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先日、前に取材した富士見ヶ丘の茶房なかじまで、私のやっているアンティーク・レトロ雑貨店ロサアンティカのガレージセールを開催させて頂きました。
その時、向かいの地下スナック街の看板の下に、フラワーマーケットの看板を出して、コーヒーを飲んでいる男女の姿がありました。
それが、地下スナック街でコーヒー店を営んでいる蜃気楼珈琲の主催者さんと、出店のお花屋さんでした。
主催者さんは毎週土曜にお店をやっていて、それ以外の曜日は他の方がお店をやっているのだそう。
覗いてみると、良い感じにレトロ感のある、とても落ち着いた雰囲気の空間です。
「ぜひ取材を」とのことでしたので、早速翌週にお邪魔しました。


ちょうど先日のお花屋さんがいらしていて、出店はしていないけれどお花を生けたところだというので、写真に撮らせて頂きました。
フラワーアレンジと生け花の両方の要素が入っていて、ドライ具合も良いのです。

この地下街には、つい去年まで私の主催するアートサロンカフェ《哲学者の薔薇園》が月一で営業させて頂いていた、四谷三丁目の喫茶茶会記(現在、長野県茅野市に移転)店主の福地さんが「カモン」というジャズ喫茶に訪れたという記事をSNSで見かけたので気になっていたのですが、カモンは残念ながら閉店してしまったようです。

小さな店内はタイル張りに木やプラスチックのベンチが置かれ、何となく駅の待合室のような感じ。


それなのに全然寂れた感じではなくておしゃれ。何故だろう。
ランプがかっこ良かったのでそう言うと、ランプとカウンターだけは、前にあったスナックから引き継いだのだそう。
それ以外は壁も床も天井も、自分たちで張り替えたのだそうです。


天井はもともと吹き抜けのように高かったそうで、その状態も見てみたかったな、と思いました。

メニューは至ってシンプルで、コーヒーはドリップコーヒー(500円)、カフェラテ(550円)、エスプレッソトニック(550円)の三種類。
エスプレッソトニックってなんだろ。
それ以外のメニューも数種類。


入口の黒板に「キャロットケーキ/ヴィクトリアケーキ」とあったので頼むつもりでしたが、今日はケーキが大人気で早くに売り切れになってしまったのだそう。
ケーキは本当に人気らしくて、私の後にも何人か、ケーキ目当てのお客様が入って来られました。

この日のコーヒーはガテマラ。ミントンのティーカップで出てきました。
浅煎りで紅茶っぽいので、ティーカップでお出ししているのだそう。
頂いてみると、とても酸味が強いのですが、浅煎りにありがちな薄い感じは全くなく、ボディが強い。
ドライフルーツやナッツ、スパイスを使ったケーキに合いそうです。
主催者のりんたろうさんはブルーボトル出身だそうで、他の曜日のマスターもブルーボトルのバリスタ、ロースターが多いのだとか。
カウンターにいらしたのも、金曜日担当のマスターなのだそう。

近所にこんなお店があるのは、非常に楽しい。
他の曜日にも、ぜひとも伺いたいと思いました。

※蜃気楼珈琲
住所:東京都杉並区高井戸西2-10-9 B1F 地下スナック街
営業時間:11:00~22:00 不定休

蜃気楼珈琲

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