知る人ぞ知る?北欧フィンランドの紅茶を「かんだデザート」でいかがですか
みなさんは紅茶と聞くとどのようなものを思いうかべますか。この記事の読者の皆さんでしたら、最近ブームのアフターヌーンティーだったり花を浮かべた工芸茶のような、芸術性やひと手間の贅沢を楽しむものが真っ先に出てくるのではないでしょうか。
もちろん、量販の手軽なティーバッグタイプの紅茶もありますが、その場合、香りや味を楽しむというよりも飲料としての性質を求めがちになります。
今回は、「そろそろ美味しい紅茶を日常に取り入れたいな」という方におすすめの喫茶店を見つけましたので紹介します。
北欧スウェーデンの「ティーセンター」というメーカーの茶葉を扱う紅茶専門店「かんだデザート」にお邪魔しました。
場所はJR神田駅近く。高架下を秋葉原駅方面に歩くこと2分。右手に見える黄色の看板フィンランドの国旗が目印です。お店の外には案内が多くて入りやすそうな雰囲気です。
この日はGW中ということもありお客様は多め。
とてもコンパクトなお店に入ると、どことなく花のような甘い香りがします。レジカウンターから女性のスタッフさんがあたたかく迎えれくれました。
席は4席で、禁煙。すべての席は壁に向かうカウンター席で、それぞれにアクリル板で仕切られています。茶葉販売の専門店ですが、喫茶メニューもあり、ドリンク(紅茶)と軽食からなります。
定番のダージリンやセーデルブレンドにしようかと迷いましたが、スパイスブレンドをオーダー。優しいセイロン紅茶の香りの中にカルダモンやシナモンのスパイスの香りが広がります。
ホットサンドは懐かしい、卵焼きがサンドされているもの。注文があってから作るのであたたかです。
紅茶は渋くなく口当たりが良いのですぐに飲んでしまったのですが差し湯をいただきました。
こちらで扱うのはスウェーデンの紅茶ブレンダーによるブレンド紅茶(中にはドライフラワーなどもブレンドされていてハーブティーのようなものもあります)
王室に献上されたものやノーベル賞授賞式の晩餐会で提供されるような格式あるものです。
喫茶店というより紅茶の茶葉を販売するようなお店の構えですが、本格的なものが味わえるとは感激です。
他のお客さん同士の会話を聞いていると、紅茶の話はもちろん、趣味の話などをされている模様で、どことなくサロンのような雰囲気があります。しかし堅苦しく感じないのは店内の手書きのイラストなどのかわいいディスプレイのためでしょうか。
冒頭に書いたように、紅茶というと高貴なイメージがあるのですが、ここはカジュアルな感じです。お店のスタッフさんにそんな話をすると、そのような店になるようにしているのだとか。マスターは、多くの人に紅茶に親しんでもらいたい、そのために敷居を高くしないようにしているという方針であるそうです。また、スウェーデンの紅茶についてお店の方がとても丁寧に教えて下さいました。ご興味のある方は聞いてみると良いかもしれません。
缶にはそのティーセンターの本店の外観がプリントされており、ギフトにも最適です。
もちろん、茶葉やお菓子のみの購入も可能で、混んでるなという時や急いでいるときはお買い物だけするのも良いでしょう。
たまには紅茶をカジュアルに楽しみたいという方は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
かんだデザート
千代田区鍛治町2-11-20
03-5295-3733
営業時間
12:00-20:00
(土曜のみ14:00-20:00)