珈琲好きもカメラ好きもインテリア好きもひとまずここへ。南千住「オンリー」へ。

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こんにちは。ライター瑠璃です。

今年はビル中喫茶を中心に取材をしているのですが、今回は路面店(?)です。

南千住駅から徒歩数分の住宅街の中にこじんまりと佇むこちらのお店が本日の訪問先です。

扉の手書きの店名がポップで可愛らしいです。

最近は営業を自粛されているお店もあり、かつ個人経営の喫茶店だとネットの情報もあまりないため、「どうかな」と賭ける気持ちで行くのですが、

「営業中」の文字にほっとしました。

店内に入ると、まず、このカーブした天井と大胆なカラーリングに驚きます。

 

実は私、ある雑誌を見て、このお店に行って広角レンズで撮影したい!と思ったのです。

「オンリー」はとても有名な老舗で、数々の喫茶店情報誌などに掲載されています。

天井もカウンター部分は一段低くなっていたりとこだわりの仕様です。

こちらはよく雑誌に掲載されている窓際の席。手書きのメニュー表とヤニで黄ばんだ壁、ラウンド型の椅子がなんとも渋い。

腰壁はフェルトのようなものが張ってあります。

(※現在は全席禁煙です)

マスターに許可を得て店内写真を撮りました。念願叶っての撮影です。

実はこの喫茶店の内装を撮るために広角レンズを買ったと言っても過言ではありません。

カメラをいじっているとマスターが興味ありそうに伺ってきましたので、カメラ談義をしていると、マスターは元カメラマンだとか!

そんな話をしているとママは私が注文したホットケーキとミックスサンドを作っています。

このお店の看板メニューは分厚いホットケーキなのです。

名物!ホットケーキ(520円)

「パンケーキ」というより「ホットケーキ」です。少し固めで甘い生地、そして端の部分がカリカリになっているのが美味。

ミックスサンド(530円)

ミックスサンドは懐かしの味。パンはひと手間加えられ軽くトーストされています。

今回はサラダをサービスしてくださいました。

レモンスカッシュ(500円)

珈琲自慢のお店なのに私ときたらレモンスカッシュ(レスカ)を注文してしまいました。

手絞りでレモン果汁を感じて、ああ、夏そのもの。

魔性の味の珈琲は涼しくなったら頼むことにしましょう。

ここの珈琲、人々を惹きつけてやまないそうなのですが、その理由がこちら。

ずらっと、まるで実験室のように並んだサイフォンの道具です。

豆やブレンドによって使い分けているそうです。中には職人手作りのものも。

昔は本郷あたりの試験官やビーカーを作るメーカーがサイフォンを製造して、

その頃は吹きガラスのように職人さんが1つ1つ手作りしていたそうです。

底が平らになっているものはかなり古いものだそう。

なぜ平らなのかと聞くと、直火にかけられるようにとのこと。

またひとつ勉強になりました。

喫茶店に行くと、珈琲からはじまり色々な話に花が咲きます。店ができた当初の話や、全盛期の賑わいや、お店ならではのこだわり・・・

私はこういう人とのつながりが好きがだから喫茶店に足を運ぶのかもしれません。

 

50年選手のレジスター。なんとなく内装の色になじんでいる。

 

普段は常連客で満席らしいがこの日は閑散としていた。

そのおかげでゆっくり写真撮影と食事ができたのだが、この件に関してマスターは「あまり密になっても、大変だからね」と、飲食業は大変であると思った次第だ。

 

 

coffee bar ONLY

東京都荒川区南千住5-21-8

TEL 03-3807-5955

営業時間 9:00~19:00

日曜定休

 

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