ダンディなマスターが采配を振るう「珈琲風味」

2020/8/18 幡ヶ谷、笹塚

実は、前に住んでいた家の近所にあるお店。
以前に入ったことがあるのですが、その時の印象は割とカジュアルで、あまり特徴のないお店、というものでした。
今回は暑い一日の夕方に前を通りかかり、ちょうど一休みしたいと思っていたので入ってみることに。

30席ほどですが広々として見える店内には、そこそこお客様が入っていました。

「あれっ」と思ったのは、以前の印象とは異なり、渋い色調の落ち着いた、高級感のある雰囲気に感じられたからです。

カウンターの後ろの壁は、煉瓦作り。
テーブルや椅子などの家具はダークブラウンで、良く磨かれていて、清潔感があります。
カウンターの端には、大輪のカサブランカが生けられた、ガラスの花瓶。

私の座った席の横には、花車を縫い取った刺繍額が。

流れている音楽はボサノバかな？
マスターの意識が行き届いた、きちんと整えられた空間、という感じです。
ケーキかトーストでも頼もうかなと思っていたのですが、なぜか六本木アマンドのマフィン(200円)を置いていたので、オリジナルブレンド(450円)と一緒に頼むことにしました。
あまりお腹は空いていないけどお茶請けが欲しい、という時に、こういうちょっとしたお菓子があると嬉しいですね。

サイフォンで淹れられたコーヒーは、バランスが取れていてすっきり。
マフィンもバターの風味がしっかりあって、美味しかったです。
地元密着型のお店だけあって、常連さんとマスターが親しげにお話している場面もありました。

帰り際にカウンターの上に並べられた、グラスに生けられたサツマイモに目が留まりました。

葉がにょきにょき伸びていて見た目も楽しい！
マスターに「お店の雰囲気変わりました？」と訊ねると、「変わってないですよ。でも壁が茶色くなったかな？」と。
そういえば、喫煙はOKなのかな。
カジュアルな印象が残っていたのは、外の壁が白っぽくてガラス張りなので、外見に引っ張られてかもしれません。
外に出ると、大分暑さも和らいでいました。
近くに来た時は、またお邪魔したいと思います。