八王子駅前 待ち合わせならば「田園」で
お久しぶりです。
ライターの瑠璃です。
緊急事態宣言が出され、外食含め、外出もほとんどせず自粛生活を続けておりました。
先日緊急事態宣言が解除され、また、仕事の関係で普段はエリアではない八王子まで出向くことになったので久しぶりに喫茶店取材を行いました。
前回の取材が3月1日なので実に三か月ぶりになります。
さて、今回訪れたのは八王子駅前にある「純喫茶 田園」
雑居ビルの2階にあります。
大きく「COFFEE」と書いてあるレトロなテント看板が目印です。
手書きのこのフォントにわくわくしますね。
店内は約20席ほど、条例により全席禁煙です。
しかし最近までは喫煙可だった名残が壁にあります。
広々とした店内ですが、座席数は多く、見晴らしのよい窓際か、奥まった席か、好きな席を選べます。
久しぶりの喫茶店に来た私は、
珈琲の香り、ジャンル不明のクラシック風音楽のBGM、
もちろん内装や食事にもわくわくしてしまいます。
さて、ひるどきだったのでトーストを注文。
セットでドリンクがつくのでホットコーヒーを選びました。
トーストのいい香りもしてきます。
思ったより大きい!
4枚切りくらいの厚さのトーストにはバターがじゅわっと染み込んでいます。
ホイップとイチゴジャムもついています。
果実感の少ない、ゼリーのようなこの懐かしい感じのジャムが、
塩気のあるバターを含んだトーストとの相性がばっちりなんです。
しあわせをかみしめる、とはこのことなのかなと
今回はいつもよりオーバーリアクションに食べていました。
同行者はナポリタンを注文。
11~14時はドリンク・サラダもセットでついてきます。
フードメニューも充実していて、カレーやハンバーグなど、昼食をとるにも最適です。
さて、店内の建具などを見ると昭和50年頃かな・・・などと予想しつつ、マスターにこのお店の歴史を聞いてみました。
するとお店は60年前から営業しており、当時は木造2階建ての建物だったそう。
その頃の八王子は高度経済成長期、ニュータウンの建設に向けて人口が激増しています。
周辺の少しレトロな建物もおそらく1950~70年代前半と思われるものが多く見受けられました。
そして平成に入る前、今から40年前に現在の3階建てのビルに建て替えて2階に移転したそうです。
店内には「世界のコーヒー豆」の表などが飾ってあり、もはやコーヒー色となってしまったヤニの色がその店の歴史の長さを物語ります。
最後にマスターにマスクをいただきました。
「こんな時に来てくれてありがとう」と。
このご時世、喫茶店は閉店を余儀なくされるところも多いそう。
もし、「この店に取材に行って!」というリクエストがあれば承ります。
(東京都に限ります。なるべくお応えしますが店舗や場所によっては不可の場合もございます。)
リクエストはSNSのメッセージにて承ります。
「純喫茶 田園」
東京都八王子市旭町2-7
TEL 042-622-3152
営業時間 9:00~20:00
(モーニング9:00~11:00)
日曜定休