歴史的な街の和カフェ「薬王寺カフェ」でしっとりと
ある日の夕方、まだあまり取材していないエリアを、と新宿から大久保、新大久保、若松河田、牛込柳町と自転車で移動してみましたが、コロナショックの影響もあってか、なかなか開いている喫茶店に行き当たりません。
諦めて目的地の新宿御苑へと進路変更したところで、道路脇にお蕎麦屋さんのような店構えのお店を発見。
Googleマップで「薬王寺カフェ」という表示を見たので、もしやここが、と覗いてみると、やはりそうでした。
早速入ってみます。
店内には、ラヴェルの「ボレロ」が流れていました。
十数席の客席に、先客は一組のカップルがいるだけですが、このご時勢では無理もありません。
窓際の席に着くと、マスターらしき方がメニューを持ってきて下さいました。
珈琲はブレンド三種類の他、ストレートコーヒーが数種類。
トースト各種が180~300円くらいと、非常にお安いのも魅力的です。
ですが、もっと魅力的なものを発見!
「季節のおすすめ 春の桜クリーム白玉」(600円)です。
デザートは、ドリンクとセットで150円引きです。
ドリンクは「薬王寺ブレンド」(500円)を頼んでみました。
BGMはスメタナ「モルダウ」、ヴィヴァルディ「四季」とメジャーなものが続けて流れていましたので、有線などかも知れません。
ややして運ばれて来たコーヒー、香蘭社のカップがお店の雰囲気とぴったり。
マイルドで、薄めですが香りの良いコーヒーでした。
ガラスの器に盛られた桜クリーム白玉は、桜の練りこまれたアイスと白玉に、生クリームたっぷり、上には抹茶クッキーがあしらわれ、抹茶パウダーと黒蜜が掛かっています。
お会計の時、マダムと思しき女性に、いつ出来たのですか?と訊ねると、「9年前です」とのお返事。
2011年(平成23年)ですので、まだまだ新しいお店です。
他のお店もそうですが、コロナショックを何とか乗り切って頂ければ良いのですが。
※薬王寺カフェ
住所:東京都新宿区市谷薬王寺町66 戸塚ビル1F
電話番号:03-3269-0575
営業時間:11:30~21:00、土休
URL:http://yakuoji.net/yakuoji-cafe.html