観音開きの自動ドアに迎え入れられた先には「カフェ・ド・巴里」

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「珈琲専門館 伯爵」の記事での予告通り、今回は系列店の「カフェ・ド・巴里」を訪れることにしました。
今までに入ったことがあったかどうか、一度くらいはあったような気もしますが、私にしては珍しく思い出せないのは、やはり伯爵と内装が似ている為でしょう。
友人と店内で待ち合わせたのですが、窓際にいた彼女は近付く私にいち早く気付き、手を振ってくれました。
お店への入口には自動ドアがあり、その先はエスカレーターになっています。


まるでホテルのような二段構えなのですが、面白いことにその自動ドア、観音開きで開くのです。
エスカレーターを上り切ると、もうそこはゴージャス空間。やはり大勢のお客で賑わっています。


黄金の鹿の像があるところも同じですが、クリスマスシーズンの為、飾り台の中央には生花の代わりにクリスマスツリーが飾られていました。


友人が居たのは禁煙ルームだったので、スタッフさんに「待ち合わせです」と断り、完全に仕切られたそちらの部屋に入りました。
禁煙ルームは鏡張りの明るい部屋で、中央に大きな花瓶があり、豪華に生花が盛られています。


注文を待っていてくれた友人とメニューを眺め、二人ともケーキセット(750円)にすることにし、私はモンブランと珈琲、友人はミルクレープと紅茶を頼みました。
それにしても池袋って、こういう大箱のレトロ喫茶が何軒もあって、いつもどこも混んでいて、街の中に溶け込んでいるというのがいいなあ、と思います。
やがて、品の良い金で縁取られたカップに入って珈琲が運ばれてきました。家の食器と模様が似ていたので、ノリタケかなと思ったら大当たり!


モンブランは色が濃く、綺麗に絞られています。
お味はかなり甘め。栗の風味はあまり感じられなかったかな。
珈琲も淹れたてではなさそうです。まあこれは仕方ないですね。
落ち着いたところで、少し店内を回ってみました。
壁に掛けられた大きな絵は、伯爵と同じく日本人のあまり著名ではない画家のもので、キャプションが手書きではなかったものの、申し訳のような紙切れに印刷されていたのも同じ。
店内の装飾は、鏡張りのせいかと思いますが、洗練度で伯爵より落ちる感じです。
帰りにレジで会計して、入ってきた方へ進むと、スタッフさんに「お帰りはこちらです」と注意されました。


言われてみればエスカレーターは上りですから、逆行出来ない訳です。


細い通路を抜け、階段を降りて、お店を後にしました。

※カフェ・ド・巴里
住所:東京都豊島区西池袋1-23-1 2F
電話番号:03-3982-3533
営業時間:7:00~23:30、無休

カフェ・ド・巴里

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