折り目正しい喫茶店「南蛮茶館」で正統派の味わいを堪能する

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私の住む街からも程近い笹塚は、都心にも近く住環境の整った街です。
仕事帰りに寄るにはちょうどいい場所にあるので、以前からネットの情報で気になっていた「南蛮茶館」に立ち寄ってみることにしました。
小さな商店街の中程に、緑色の看板を発見。
階段にも「南」「蛮」「茶」「館」の切り抜き文字が貼られています。
階段を上り切ると、普通の家の玄関のような入口が。


ちょっと緊張して扉を開けると、その先には思いがけず広々とした空間が広がっていました。


壁にはプリミティヴィスム風の画家の絵がかかり、ポトスの葉がフックに掛けられて装飾的な流れを作り出しています。


飾り棚には南蛮渡来風の飾り皿や壷など、そして様々なデザインのコーヒーミル。


その統一感を見ると、決して寄せ集めではなく、一定の美意識を持って集められたものと分かります。
ブレンドコーヒーは「レギュラーコーヒー」「ジャーマンブレンド」「アメリカンコーヒー」「フレンチコーヒー」「イタリアンコーヒー」の5種類。
ジャーマンブレンド(570円)とトースト(500円)をオーダーしました。ドリンクとのセットで50円引きになるそうです。
マスターが「トースト厚切りなんだけど、半分に切ろうか。その方が食べやすいし」と仰るので、それでお願いしました。


お客は、カウンターに常連らしき紳士。店内は全面喫煙です。
私が入ってから少しして、何人か常連さんが入ってきて、店内が賑やかになってきました。
やがて、まずコーヒーが。ややしてトーストが運ばれてきました。


コーヒーはサイフォンで淹れたものらしく、とてもバランスが取れたお味で、すっきりして美味しい!
今まで取材で入ったお店の中でも、五指に入るかも知れません。
さてトーストですが、どう見ても厚切りではありません。あれ、もしかして半分にって、横に半分ということ?
それはちょっと想定外でした。あと、バターが別添えです。
バターを乗せてからトーストした方が、バターが染みて美味しいのだけど、と思いながら頂いていると、カウンターからマスターが「塩いる?塩気あった方がいいでしょ」と声を掛けて下さいました。
別添えだったらお値段が同じジャムかマーマレードのトーストでも良かったな、と思いながらも、気遣いが嬉しく、有難く塩を頂いてかけてみました。
閉店時間は、日により異なるようです。遅めの時間に訪れる場合は、ご注意の程を。

※南蛮茶館
住所:東京都渋谷区笹塚1-22-7 2F
電話番号:03-5454-5503
営業時間:10:00~20:00頃、月休

南蛮茶館

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