書店帰りの人々で賑わう紅茶専門店「ティーハウスタカノ」
夕方の神保町を一休みしたいなと思いながら歩いていて、目についた「ティーハウスタカノ」の看板。
周囲にあるレトロ喫茶はかなり取材していますが、そのうち紅茶専門店は「クリスティ」に次いで二軒目です。
アフタヌーンティーを楽しみたい気持ちになりました。
階段を降りて入口を入ると、日本紅茶協会の認定書の横には、セイロン紅茶のプレートが。
紅茶やジャム、スコーンなども販売されていました。
店内には、シナモンの香りが漂っています。
カウンターの一番奥を案内されて腰を掛けると、横の壁龕には木彫りの魚や南瓜が飾られ、鎌倉の鶴岡八幡宮の流鏑馬の的中札が置かれています。
カウンターの中では数人のスタッフさんが、忙しく立ち働いています。
メニューには、案の定というかセイロンティーの茶葉がまず一番に書かれています。
最初の方は私の好きなウバだったのでこれにも惹かれましたが、メンソール系とあるのがちょっと気になって、「セイロンフラワリーグレードティー」(560円)を選ぶことにしました。
ミント系の爽やかさは実はそんなに好みではないのです。
メニューには、ダージリン、アッサムなどのインディアンティーや、スパイスティーなどのフレーバーティーのメニューも幾つかあります。
お茶請けにはオーソドックスにスコーン2個(460円)を選びました。
オーナーらしき男性が、注文を取りに来て下さいました。
セイロンフラワリーグレードティーをオーダーすると「ヌワラエリアになりまして、ストレートでのご提供となります」と説明して下さいました。
続けてスコーンを頼むと「ミルクティーの方が合いますが、宜しいですか?」と仰います。
ちゃんと合う紅茶を説明してくれるのかと、感動しました。
が、少し迷っているうちに、「かしこまりました」と立ち去ってしまわれました。
お店には常にお客が出入りしていて、本を読んでいる人、お喋りに花を咲かせている人、賑やかです。
何となく大学のキャフェテリアのような雰囲気だなと思いました。
紅茶とスコーンが、一緒に運ばれてきます。
紅茶は対流の起こりやすい、丸いポット。
「蒸らしてあるので、注いでお召し上がりください」とのご説明。
スコーンは小振りで、お皿の上に布製のマットを敷き、更にその上に熱いプレートを置いて、ペーパーナプキンを敷いた上に置かれています。
添えられているのはクロテッドクリームに、ジャムは薔薇と苺の2種類。
ティーストレーナーの上から紅茶を注ぐと、綺麗な薄いオレンジの水色です。
飲んでみると青っぽく爽やかで、渋みはそんなにありません。
スコーンは固め。
クロテッドクリームのまろやかさとジャムの甘みを交互に感じながら頂きました。
次は是非、他のお茶も頂いてみようと思います。
※ティーハウスタカノ
住所:東京都千代田区神田神保町1-3 寿ビルB1F
電話番号:03-3295-9048
営業時間:11:30〜19:30、日休
URL:https://www.teahouse-takano.com/