ビジネス街の老舗喫茶店「ヘッケルン」で名物プリンを味わう

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ヘッケルンのプリンといえば、レトロ喫茶界隈では有名です。
ある日のお昼時、プリンを目当てに地下鉄を乗り過ごしてお店に向かいました。

外見はいかにもレトロ喫茶。看板や張り紙からも、ジャンボプリンを推していることが一目瞭然。


「コロナ負けるな」の張り紙に、気概を感じます。
扉を開けるとマスターの威勢の良い「いらっしゃい」の声。


マダムが「カウンターへどうぞ」と案内してくれ、隣のスツールの荷物の上にバッグを置いていいと言います。
「いいんですか?」と確認しつつ、遠慮なくバッグを置かせて頂きました。
壁のメニューにお目当ての「コーヒープリンセット」(700円)があったので、迷わずそれを頼みました。


店内はそこそこお客がいて、私の後からも次々にお客が入って来たのですが、案の定というか皆さん主にプリンを頼んで行かれます。
マスターはその度に元気に返事をして、マダムやお客に声を掛けながら、手際よくコーヒーを淹れ、サンドイッチを作ったりプリンを出したりしています。


カウンターに置かれたサイフォンが絶え間なくコーヒーを落としています。
プリンの作る過程は見逃してしまいました。


やがて、ニッコーのカップでコーヒーが運ばれてきました。
このカップ&ソーサーは実家にもあったので、懐かしく思いました。
背後の棚には、同じカップ&ソーサーがずらりと並んでいて、拘りを感じます。
コーヒーはレトロ喫茶らしい、酸味が強めの味。


そして同じニッコーのお皿に乗った、ガラスのデザートカップに、たっぷりとカラメルソースの掛かったプルプルのプリンが。
一口頂くと、卵の味がじわりと口の中に広がります。
甘味はそんなにありません。そして、掛かっているカラメルソースがかなりしっかりした苦味。
つまりは大人の味、というプリンです。
この苦味が、酸味の強いコーヒーと合うのですね。
カウンターに座ったのが幸いして、マスターと少しお話ができました。
「ババロアは一か月3回しか作らない。決まってないけど、週末が多いね」
何でも、ババロアは予約だけで完売してしまうそう。
後から来られた女性のお客様に「ババロアはありますか?」と訊かれて、同じ説明をされていました。
お店に行った時にババロアがあったら、ラッキーかも知れません。

※ヘッケルン
住所:東京都港区西新橋1-20-11 安藤ビル1S
電話番号:03-3580-5661
営業時間:[月~金]8:00~19:00、[土]8:00~17:00、日・祝・第二土休

ヘッケルン

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