コーヒーと、ワイン。熟成を味わえる「カフェトロワバグ」

2020/11/20 神田、神保町

昨年までは近くで「オカルティズム講座」、毎月のように行っていた神田神保町。
用事で訪れ、折角なのでどこか喫茶店に立ち寄ろうと探したところ、見つけたのがこちら「カフェトロワバグ」。
1976年(昭和51年)創業のお店です。
店名の由来は三つの輪。オーナーの名前から来ているのだそうです。
お店は雑居ビルの地下にあります。
階段の壁に、ティーカップをあしらったリースが飾られていました。

きっと、欠けてしまったカップを使っているのでしょう。
リメイク作品を紹介した洋書で、ティーカップのリースが載っていたのを見たことがありますが、実物を見たのは初めてかもしれません。
地下の店舗には、入口の殺風景さとは裏腹な、シックな空間が広がっていました。

ダークブラウンの家具に、布張りのソファや椅子の赤が利いています。

流れているのは、古い録音のジャズ。
スケッチブックのようなメニューの表紙も赤で可愛らしい。

コーヒーはトロワブレンド(600円)には「まろやかな酸味・苦み・甘み」、ハイブレンド(650円)には「コクのある苦みと甘み」との説明があります。
今回はトロワブレンドを選び、自家製スイーツの中から「トロワバグ一番のロングセラー」と書かれた「カボチャのムース」(500円)と一緒に頼みました。

お客様はそこそこ入っていて、皆さん自分の時間を大切に過ごしている風でした。
若いスタッフさん達は、きっと学生アルバイトなのでしょう。

運ばれて来たトロワブレンドは、デミタスカップのような小さめのカップに入っていたのですが、なみなみと注がれていて量的には十分あります。

カップはヘレンドかな？と思いましたが、残念、リチャード・ジノリでした。
カップに口を当てると、その熱さに驚きました。
ネルドリップで丁寧に淹れたコーヒーというのは、大抵かなり温度が下がっていて、熱いコーヒーが好きな私はそこが少し不満なのです。
トロワバグのコーヒーは、もしかすると淹れている間か落とした後に、火にかけているのかもしれません。