「コッペル」で木のぬくもりに包まれながら雑踏を眺める。

秋葉原のビジネス街と住宅街がひしめく中にある、「コーヒー コッペル」
古民家を改装したカフェで以前から気にはなっていたものの、すごくモダンでちょっと若者風なのかなと思っていました。

今回はちょうど雨に降られてお店に入ることに。

自分の親よりは上と思われるご夫婦にあたたかく歓迎されました。
店内は多国籍の絵や紙幣が飾ってあり、一見、ヒッピー風。
よくある、古民家改装カフェかなと思っていたが、いい意味で裏切られました。

築50年以上の住宅の1階部分をカフェに改装したのは40年程前のことだそう。

こちらの家具も全てお店にあわせてあつらえて作られたもの。
（コロナ休業中に綺麗に磨きあげて再塗装したみたのでなんだか年季を感じない）

梁などはむき出しで、建具のほとんどは木を使っている。
マスターに理由を聞けば「手入れが楽だからね」
でも、そのぬくもりと落ち着きと、天井のスピーカーからの音が心地よい。

ブレンドコーヒーはじめメニューはとてもお手頃価格。また、提供も早いため、ビジネスマンの利用が多いそう。

シンプル・イズ・ベスト。ブレンドコーヒー（390円）

今は全席禁煙だが、かつての喫煙のなごりを発見できた。

増税の波を超えて（？）変わらぬ値段

それにしてもマスターは気さくな方で、この頃の飲食店の状況だとか、
オーディオの話で盛り上がって長居してしまった。

昔はLP、CDをかけていたが今はデジタル化したものを流しているそう。すごい、私よりハイテク文化…。

ギルバートオサリバンの曲をかけてもらった。

他のお客さんへ珈琲やサンドイッチを作る音、土かべからの少し湿った匂い、
会話、窓の外の雨の風景、
全てが、マッチしている。

急に寒くなり雨に降られた日だったが、こんなにも心地の良い音と香りを楽しむなんて久しぶりだ。

2時間近くいたのもあり、雨も上がったので今日はここまで。

（他のお客さんが頼んでいたサンドイッチがとても美味しそうだったのでまた来よう）

おそらく今年最後のソーダ水

コーヒー　コッペル

東京都千代田区神田和泉町１−１−１５

03-3864-4580

営業時間　月～金　10～19時