「珈琲亭 ルアン」、レトロ好きなら訪れる価値あり

レトロ喫茶東京のライターを始めて早1年半。でもまだまだ行けていない場所があります。
北や東方面はもちろんですが、品川近辺も薄いかな、ということで、今回は大森を攻めることにしました。
前から気になっていた。1971年(昭和46年)創業の「珈琲亭 ルアン」。
平日の午後、友人と待ち合わせて向かいました。

ドラマや映画のロケによく使われるというだけあって、かなり雰囲気のある店構え。
お店の一角は売店になっていて、通りすがりにコーヒー豆が買えるようになっています。

入口のカップボードには、茶器が並びます。
お店へ入ると、「奥へどうぞ」と案内されました。

透かしの鉄扉の奥に、こじんまりとした部屋があります。

薔薇のレリーフの蓋のある、シュガーポットが素敵です。

コーヒーは、ブレンドが数種類あったので、フレンチコーヒー（420円）を選びました。
それに、やはり数種類あるケーキの中から、ミルクレープ（420円）を。
友人は「白いバラの花」という表現に惹かれたようで、モカ・フロスティ(670円)と、ホットサンドのタマゴ(440円)をオーダー。
流れているのはクラシック。
壁には彩色版画など、少しメルヘンチックな絵が飾られています。

額に入った天文学者たちを描いた、時計と温度計の組み込まれた絵がとても私好みだったので思わずパチリ。

お客は何組か入っているのですが、店内が80席という広さなのであまり気にならず、とても落ち着けました。
レトロ喫茶には珍しく、完全禁煙。きっと時流に合わせたのでしょう。

マスターが、サイフォンごとコーヒーを運んできて、席の前でカップに注いで下さいました。
フレンチコーヒーは苦すぎずすっきりした口当たりの良さ。

ミルクレープはクレープの重なり具合とはちみつ感のある甘さが絶妙で、美味しかった！

友人のモカ・フロスティは、ほんとに白いバラが咲いていて、カラースプレーの彩りも可愛い！

渋谷のParis COFFEEを思い出しました。
そういえばこのお店、絨毯も真紅のバラ模様なのです。
ホットサンドはちょっと小ぶりかな。

写真を撮らせて頂こうと広いフロアに出ると、2階への階段が気になりました。

きっと混み合う時間帯は、2階席も開放するのでしょう。
レジ前には、ロケに来たタレントさんなどの写真が飾られていました。
お店の入口にある、大きな絵看板の写真を撮りそびれてしまったのが心残りです。

※珈琲亭 ルアン
住所：東京都大田区大森北1-36-2
電話番号：03-3761-6077
営業時間：[月～土]７:00～20:00、[日祝]7:30～18:00、木休