列車に乗っているみたい！レトロ・フューチャー感を味わえる「ロマン」

2019/4/8 2019/4/9 高田馬場

高田馬場といえば、学生の街。そして手塚治虫ゆかりの地、というくらいのイメージです。
以前はここにある音楽制作会社に出入りしていたり、最近では西武新宿線への乗換えでちょくちょく使うものの、あまり降りることはありませんでした。
今回、お茶をする時間ができたので、レトロ喫茶を探して見つかったのがここ「ロマン」。
前回の「リリー」に引き続き、非常に昭和感の感じられる店名です。
階段を上ると現れる黒いサンプルケースに、どことなく尖った印象を受けました。

が、店内に入ると全くそんなことはなく、キッチンでは年配のマスターが作業中でしたが、声を掛けないと出てこないスタイル。

入口付近には漫画をぎっしり詰め込んだ本棚があり、さながら漫画喫茶のようでした。もちろん、自由に読んでも構わないようです。

客席が電車の座席のよう、という描写があったのですが、なるほど縁の丸い窓といいシートといい、電車の中を思わせます。

しかも、メニューには日替わり弁当が！旅行気分を味わうには最適かもしれません。
王道のナポリタンか、或いはトーストにするか、いやいやパフェがあるから折角なので頼んでみるか、としばし逡巡し、結局小倉ホットケーキ(珈琲or紅茶セット850円)にしました。
注文もこちらから出向いていって、マスターにお伝えしました。マスターとても愛想は良いのですが、のんびりした方のようです。
1969年(昭和44年)創業のこのお店、75席と思いの外席数が多いようです。そしてやはり、全席喫煙可。
入った時には女子のグループと女子二人組のみでしたが、テーブルの幾つかには予約札が置かれていましたし、後から何組かのお客も入ってきたので、わりあい繁盛しているお店のよう。
端の席には「お食事席　三名様以上でお願いします」などと書かれた札が。

やがて運ばれて来た珈琲とホットケーキ。

珈琲は残念なことに、レトロ喫茶にはたまにある、暖め直したような感じ。
ホットケーキは普通でしたが、たっぷり添えられたクリームと小倉あんが嬉しい。
バターとシロップもついていますので、色々と味変して楽しめました。
途中、マダムが登場してから、接客が手際良くなりました。
そのうち、お弁当にも挑戦してみたいものです。