元薬局の古民家で懐かしさに浸る「古民家カフェ こぐま」

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細かい格子戸が寄木細工のように組み合わされたお店の戸口には暖簾が掛かり、一見何のお店だろう?と思ってしまいそうですが、丸い輪の中に子熊の姿が切り抜かれた看板の可愛らしい、古民家カフェです。

二重になった扉の内側のガラス扉には、「化粧品 クスリ」の文字がそのまま残っています。
折しも先日、沢山のこけしが飾られた古民家カフェを訪れたばかりですが、この「こぐま」にもちゃんと木彫りの熊が飾られていました。

最も、よく見かける北海道土産の、鮭を咥えたデザインではなくて、黒豹のようにスリムな体型で、胸の下には歯を剥き出しにしたすごい表情の子熊?を抱えているユニークなもの。

店内にはゆったりした配置で、小学校で使われているような机と椅子が置かれているのもなんとも懐かしい雰囲気。
棚の陶芸作品も気になりますが、まずは注文、とメニューを見てみました。
人気メニューだという「焼きオムライス」「焼きカレー」も気になりましたが、もう少しさっぱりしたものをと「特製 ひよこ豆のカレー」(1050円)を、同行者は「ポークジンジャー丼」(1050円)を頼みました。
ドリンクは私が「こぐま珈琲」(580円)、同行者が「キャラメル・カフェ・オレ」(680円)。

注文を終えてから、店内をじっくり拝見。
こちらは昭和2年(1927年)築の薬局をリノベーションしたそうで、当時からある柱時計やミシン、薬棚などがそのまま使われています。

棚の中には乳棒・乳鉢や薬瓶、薬箱など、薬局らしい品々が並んでいます。

棚の陶芸作品はティーカップなどの食器の他、恐竜や象、河馬、鰐などの動物を模した灰皿?香炉?や箸置きなどが展示販売されています。

反対側の壁には本棚が置かれ、本は自由に手に取れるようになっています。
店内に流れるのは民族音楽っぽい、ストリングス系の音楽。

運ばれてきたメニュー、陶製のコーヒーカップには可愛らしいこぐまのシルエットがついています。
炭焼き風なのに、澄んだ味わいのコーヒーでした。

ひよこ豆のカレーは、生姜のピリッとした辛さが小気味良い。
付け合わせの人参しりしりは、思いの外ワイルドな味わいでした。

こちらはキャラメル・カフェ・オレと、

ポークジンジャー丼。
またゆっくりしに来たいと思えるカフェでした。

※古民家カフェ こぐま
住所:東京都墨田区東向島1-23-14
電話番号:03-3610-0675
営業時間:11:30〜18:30、火・水休
URL https://ko-gu-ma.com/

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