正統派の名曲喫茶、なのに食事も充実「名曲・珈琲 麦」

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名曲喫茶大好きな私ですが、ここ「名曲・珈琲 麦」は未訪でした。
今回、催事帰りに少し足を伸ばし、訪ねてみることにしました。
かなりの大荷物だったので、2階でなければ良いが、と不安に思っていたところ、看板を発見!
看板の横には、ドイツ三大作曲家に始まり、擦れかけたアルファベットの飾り文字で書かれた名の知れた作曲家の名前が連なっています。


さて、お店ですが、2階ではないものの地下でした。
とりあえず踊り場まで荷物を下ろし、スタッフさんにここに置いておいて良いですか?と訪ねると、良いですよとのこと。
有難く荷物をそのままに下に下りると、棚にはCDがぎっしり。そこで店内が左右に分かれるようです。


「どちらでも良いですよ」と言われ、恐らくどちらも喫煙OKなんだろうな、と何となく左の方へ。(案の定、どちらも喫煙OKでした)


そこは割と広々とした部屋で、白いカバーの掛かった臙脂色の布張りの椅子が木のテーブルを囲み、中には大人数の席もありましたが、壁際には電車の席のように一人席が並んでいます。


その並びは渋谷の「ライオン」を思わせましたが、あちらがかなり名曲喫茶としての在り方にこだわり、皆最小限の会話だけで静かに音楽に耳を傾けているのと引き換え、こちらは家族連れが大き目の声でお喋りしています。
流れているのはフルートの協奏曲。その選曲も押し付けがましさが全く無いもので、現在は名曲喫茶というよりはクラシックが流れるレトロ喫茶という形態なのでしょう。
創業1964年(昭和39年)とかなりの歴史を誇るお店ですが、時代に合わせて変化している点は、新宿の「らんぶる」と同様です。
オーダーはコーヒー(300円)と、名物らしい「プリン(自家製)」450円を。
コーヒーとプリンはほぼ同時に運ばれて来たのですが、ガラスのどっしりした容器に盛り付けられたプリンの、堂々たる威容に感動!


「すが入ったプリン」として有名らしいのですが、ぼこぼこと穴の開いたプリン本体に濃いカラメルソースがかけられ、横にはホイップクリームに缶詰のチェリー、みかん、 パイナップルが添えられています。
コーヒーは酸味が無く、苦味もそれほど強くない、バランスの取れたお味。


そしてプリン。生地がしっかりしていてカラメルは香ばしく、レトロ喫茶のプリントしては完璧なのでは、と思わせられます。
実はレトロ喫茶でプリンを食べることがあまりなかったのですが、出来合いのケーキを頂くより、余程満足感がありました。
スタッフさんにお願いして、階段下りて右の方の部屋も写真を撮らせて頂きました。


こちらはやや小さめの部屋で、木の椅子が並んでいます。


どちらの部屋も、壁には沢山の絵が飾られていました。ルノワールやビュッフェ、モディリアニなどの、複製画でしょうか?
20時の閉店まで間もない時間に入ったので、そろそろ閉店かな?と思っていると、4~5名の団体客が入店。
「もう閉店でしょ?」と尋ねているのですが、お店のスタッフさんはまるで意に介さないような態度で、席に案内しています。
あれ?と思いながら、私もゆっくりすることに。
話している内容から、美術系の教授たちのようでした。
20時20分位に会計をお願いしましたが、お店はまだ閉店する気配はありませんでした。
その懐の広さに感動を覚えながら、お店を後にしました。

※名曲・珈琲 麦
住所:東京都文京区本郷2-39-5
電話番号:03-3811-6315
営業時間:[月~金]7:00~20:00、[土・日]7:00~19:00、無休

東京都文京区本郷2-39-5

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